2017年5月7日日曜日

AirBolt - bluetooth enabled smart lock

AirBoltが届きました。

これは旅行かばん用のワイヤーロックです。が、ただのロックではなくBluetooth 4.2 (BLE)でiPhoneと通信することで、iPhoneがそばにあるときだけロックを解除できると言うものです。暗証番号や鍵は必要なく、代わりにBLEの電波がiPhoneから届いていることが条件になります。

これはクラウドファンディングのIndiegogoに参加したものです。いつ参加したのか忘れてしまいました(2015年の12月21日)。今調べてみると元々は2016年の8月に完成して届く予定のようでした。

寸法なども記述されていましたが、よくみていなくてもっと大きいかと思っていました。しかし実際旅行かばんなどのロックにつかうならこれくらい小さくないとじゃまです。重さは意外と重たいですが(60 g)これは丈夫に作ってあるからでしょう。

アプリをiPhoneにインストールして、簡単な操作でペアリングします。アプリ上でそれぞれに名前と写真が付けられます。

AirBoltの真ん中は実はボタンになっています。左と右の二つのボタンと、中央の縦の銀の線の上端に二つ小さな穴が開いているのがスピーカーで簡単な音階が出せます。銀の線は実は透けていて裏にLEDがあります。これが動作によって点滅して反応を返します。LEDの色は青、赤、黄、白などに変化します。

  • AirBoltが電波の範囲にあるときに左のボタンを押すとロックが外せます。この時緑のLEDの点滅とビープ音がします
  • ワイヤーを差し込むと自動的にロックされます。この時赤のLEDの点滅。(ピープは鳴らず)

これが基本的使い方ですが、アプリケーションからもロックは解除出来ます。この場合ワイヤーを抜かないでいると十数秒くらいで自動的に再度ロックされます。当然ワイヤーを一度抜いて再度挿せばロックされます。

他にiPhoneをなくした場合やiPhoneの電池切れの場合のために、左右のボタンをあるパターンで押すとロックが解除できるようになっています。このパターンはアプリの上でアプリに出てくるボタンの絵を押して覚えさせます(例: 右・右・左・右。 ボタンの押す回数はもっと多くまで覚えられる。長押し、短押しの区別はないようだ)。パターンはAirBolt一台ずつ別々に覚えさせます。

電源は内蔵のリチウムイオン電池で、microUSBの充電端子が付いています。簡単な防水(防滴)になっているそうです。

こういう風に旅行かばんのタブのところにワイヤーを通してロックします。ワイヤーは反対側にも回せるので単純に輪にしてロックすることも出来ます。

これをみて、ふと、自転車のワイヤーロックに使えないかと思ったのですがこのままだと長さが足りません。別途自転車用のワイヤーを用意してそれの両端をつないでロックするのにこれを使う、という感じでしょうか。自転車のワイヤーのロックの開け閉めにポケットから鍵を出し入れして鍵穴にはめて操作するのが結構面倒なのです。これだとボタンを押すだけでロックが解除出来、ワイヤーを挿せばロックされるので便利そうです。

ただ室内で試してみたところ10 mくらい離れていてもBluetoothの範囲に入っているのでロックが外せます。これだと場合によるとかばんを預けた時にロックが外せてしまいます。AirBoltはsecurity mode: highと設定するとボタンがおされてもiPhoneのアプリでPINを入れないとロックが解除されないように出来ます。現状だとこの設定をしたほうがよいかもしれません。こののちアプリが改良されていく可能性はまだあると思います。

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