Mac miniは、夏にMac OS X serverとして買ったので梱包の箱の小ささはわかっていました。予想より大きかったのが27インチのThunderbolt Display。箱に入っていると一回り大きくなる上に、約10kgというのは箱から出すのには意外と重かったです。 箱の側面が開かず、上面だけ開くためにディスプレーを上へ引き上げないと取り出せません。ケーブルが底の緩衝材の発泡スチロールの穴に収納されているためディスプレー引き上げても抜けず、ディスプレーを下ろそうにもスタンドが傾いてしまって箱の口につかえて入らない。これより大きいと一人で作業するのは難しいかもしれません。
以前iMacを買った時に初代のApple Wireless Keyboardが付いてきた(?買った?)ので、キーボードはそれ、マウスは今使っているMagic Mouseをそのまま流用。 まずはetherネットに繋がってセットアップがしやすい作業場所を定めてそこでMac miniとDisplayを接続。etherも接続してMac miniを起動して、あっと気づいたのは、Magic Mouseは今のMacBook Proに使っているので慌ててMacBook ProのBluetoothをオフ。
出荷時は、キーボードやマウスが繋がっていないと、Bluetooth Setup Assistantが自動的に起動して、BluetoothマウスとBluetoothキーボードのPairingをしにきます。
これでキーボードがつながると思ったのに、いくら待っても、何度キーボードの電源をいれなおしても全くつながりません。あとでわかったのですが、Mac OS X serverをやっているMac miniは棚に入っていて、キーボードもマウスもつなげていません。 普段はScreen Sharing (Remote Desktop)で接続して操作しているのですが、何かの拍子にネットが繋がらなかったりするとどうしようもなくなるため、このApple Wireless Keyboardを接続出来るようにしてあったのでした。そのためキーボードがMac OS X serverと接続してしまうため、新しいMac miniのparingが失敗するのでした。 これは散々悩みました。
ここで進まないと、移行できなくなるのでとりあえずUSBキーボードを接続。マウスも安全のためUSBマウスをひっぱりだしてきて接続。
この次にMacは「データの移行をするか?」と聞いてきます。昔はターゲットモードにしたMacを直接つないで…とかあったのですが、最近はネットワークで出来るらしい。「らしい」というのは、実際私も自分の環境の移行というのは5年間やってないわけですから、はっきり具体的なことを知らないのです。 今回はTimeMachineもあるので、TimeMachineからデータを移行しようと考えました。メニューに"another disk"というのがありますが、TimeMachineは繋がるのか?と考え込んだのですが、考えても答えがでるわけではないのでこの"another Disk"を選ぶと、TimeMachineのネットワークドライブが出てきました。 早速今のMacBook Proのバックアップを選択したところ…
延々と何時間も"looking for other computers..."といって、「時計ぐるぐる」が続きます。以前、何度か、HDDの故障→入れ替えでフルリストアをしたことがあるので、TimeMachineをマウントして読むのにかなり時間がかかる経験をしていたのでずっと待っていました。夜中になったのでそのまま寝て、朝起きてもまだ「時計ぐるぐる」。
これはさすがにおかしいと、戻るボタンを押して、バックアップはTimeCapsuleに外付けしたUSBドライブだったのでこれを直接Mac miniに挿して、再び"another disk"を選んだところ所また「時計ぐるぐる」に。会社に行かないといけないためそのまま放置。 しかし帰ってきてみてもまだ「時計ぐるぐる」のまま。そこでまた戻るボタンを押して、今度は"From Mac"を選ぶことに。
今度はうまくいき、MacBookProで起動したMigration Assistantとうまく同期してくれました。一体どの程度きれいに移行できるのだろうか?と思っていたのですが…みごとに移行完了。アプリも、シリアルの入れなおしはApple Remote Desktop Admin程度。 ちゃんとネットワークユーザーが一発で移行されていて、ネットワークログインからスムーズに出来、デスクトップ上のファイルの散らかりぐあいから何からきれいに移行。ちょっと感心。以前のターゲットモード時代もうまく移行できるようになっていたのですが、ネットワーク環境になってもここまでうまくできるとは。
と思ったら、二つ、トラブル。
- メールが出ない: メールデータはコピーできているが、メール設定がひとつもないようだ
- ParallelsのWindows8を起動して、RAMサイズを変えようとしていたら、突然エラー。少しいじくりまわしていたら、仮想マシン上のWindows8が「起動ドライブが見つかりません」と。
元のMacBook Proを調べてみるとメールは全部imapなので、設定さえすればフォルダーは戻ってきますが、一部はローカルに作ったフォルダーに分類されています。 Mailに「import」という機能があり、Mailアプリのデータもimport出来るようなのでデータのあるフォルダーをimportさせてみると、かなり時間がかかったのですがとりあえず階層構造を維持した形でimport出来ました。メール設定をやりなおしてimap関連はすぐに復帰。 古いMacBook ProをオフラインにしてからMailを起動して見比べてみて、import中imapのフォルダーと重複しているものなどを削除し、さらになぜかメールデータが入れ子になって同じ物がフォルダーの中にフォルダーとなって入っていたのでそれを削除して、復旧完了。
壊れたParallelsのWindows8は、TimeMachineから戻そうとしたところMacBook ProのTimeMachineデータとうまくつながらない。そこでMacBook Proにある仮想マシン(ファイル)をコピーしてくることに。途中余計なことをしてファイルを壊したりして遠回りしましたが、コピーしたら無事起動。 Windows8を終了させてから、仮想マシンのRAMサイズを4GBに変更して再度Windows8を起動させたところそれ以後は順調。速度も大分速くなる。
もう一つ懸案となっていたApertureも起動したところOSが古いといわれ、OSが最新になっていないことを知る。出荷時に最新になっていないのか、と。一ヶ月前くらいの在庫のよう。AppStore経由でOSをアップデートし、Apertureも無事起動。動作も待ちが無くなり軽快。
iKeyも移行できていたりと、非常によくできている。Growlの設定が移行されなかったようでメニューバーにアイコンが出ていませんでした。
Thunderbolt Displayはマイクとスピーカーを内蔵している。OS側でマイクとスピーカーの接続先を「Display Audio」にすると、やや低音が強いもごもごした音だけど(音楽にはいいかもしれないがラジオにはやや不向き)はっきりと大きな音できけるようになる。Mac mini内蔵スピーカーは音が小さいのでした。
Twelve SouthのBackPackを使ってディスプレーの後ろにMac miniを立てて載せる。ディスプレーの背後のスタンド部のところにMac miniを背負わせることで、ディスプレーの後ろの空間をうまく使えます。これで机の上はディスプレーの足だけになり大分すっきりしました。水平にするのが意外と難しいです。 ここでも写真に撮ってるみると少し傾いていました。写真とラジカセ録音が入っている外付けドライブがディスプレーの後ろの空き地になんとか納まりました。 BackPack v2は両サイドにスリットが開いていてここにケーブルを通せるようになっているのですが、この幅が狭すぎて、不要輻射防止コイルがついているUSBケーブルが通り抜けない、Thunderbolt(mini DisplayPort)のコネクターがぎりぎり通る、etherのプラグもぎりぎり通るという状態で、もう少し幅を広くしておいてくれてもいいと思いました。 Thunderbolt Display付属のケーブルもちょっと太くて固く余った部分がつっぱって扱いづらい。mini DisplayPortとMag Safe(MacBookの電源コネクターの規格)の二本がまとまって出ているのですが、これが二本に別れる部分の長さが短いと思いました。 Mac mini にDisplayPortをつないでしまうと、Mag SafeにMacBookをつなぐほど二つが離れない気がします。
一方机の前面は、今までMacBookPro 17"の大きな筐体が載っていたところが、Apple Wireless Keyboardだけになったので非常にすっきり。このキーボードはやや小ぶりで、MacBookProのキーより小さいかんじがするのですが。今売っているのは二代目のキーボードなのですがもしかして少し大きくしてあるのか?
このキーボードを横にどかすと机の上にスペースが空き例えば紙に字を書くとかそういうような作業が出来るようになりました。以前だとMacBook Proがここに居座っていたため少し作業スペースが必要なことをする時不便でした。 MacBookProにはUSBなどが繋がっているのでもはや移動できませんでしたし、画面でWebのページを見ながら何かをするというようなことがあると(例えば宛先がWebページに載っているとか)、MacBookProの蓋を閉めてどかすわけにもいかないわけです。
あと、隠れたポイントとして、Mac miniがUSBポートをたくさんもっていること。MacBook Proも3つ持っていましたが、ノートブックの制約で二つが左側、一つが右側と分かれているのでUSBの配線が両側に走ります。これはFirewireにもいえて、結局MacBook Proの両側に色々な線が走りました。 さらに、USBが足りなかったためUSB HUBも出ていました。これがMac miniでは片側(背面)だけに集まり、さらにSDカードスロットもついているため、USB SDカードリーダーも不要になりました。最終的に今までのUSB機器を全部つないでもUSB端子がひとつ余っています(これはScannerを使う時だけつなぐことに使います)。
さらにThunderboltケーブルを通してThunderbolt Displayの背面にもUSB、ether、Firewire端子が付いているので、これがHUB代わりになっています。
さて机もすっきりしたし、これで新年を迎えることに。
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