2013年1月8日火曜日

FAX modem 購入

MacはSnow Leopard (10.6)のころから、純正モデムをサポートしなくなってしまいました。モデムを使って通信なんて、もういまさら…という人が大半でしょうが、まだまだ世界を飛び回っている人には、通信手段が電話(モデム)しかない国というのがあるそうです。音響カプラーを持っている人もいますし。 これはホテルなどの電話がPCに接続できるような端子を備えてないところがあるからです。

そういう極限状況は別としても、もう一つ、モデムはFAXを送るという用途があります。まだまだ電子メールを受け付けない、FAXだけという相手もいます。先日のMacBook Proの下取りで、ソフマップから「本人確認書類がない」と言われてしまいました。郵送かFAXしてくれというので、早速FAXの必要性が出てきました。

以前は、引退したMacBook Alumi 13" Leopard(10.5: このモデルは10.5までのサポート)にPDFをコピーしてFAXしていました。FAXプリンターは共有設定をしても、ダイアルがされず(エラーログをみると電話番号が渡らないようだ)プリンターサーバーとしては使えませんでした。このMacBookは夏にMac mini Mac OS X serverに置き換えてしまったため、FAX出来るMacがなくなっていました。

とりあえずはまたこのMacBookを引っ張りだしてきて、起動し、FAXしたのですが結構てまどり、これなら印刷して、そばのコンビニでFAXしたほうが工数としては安かったかもしれないと思ってしまいました。そこで、あらためて、Macで使えるFAXモデル、あるいは、FAXサーバーはないかな?と検索してみました。すると

という情報を発見。これをみるとどうも中身は同じで、OEM先のブランドが違うだけっぽい。それでは…ということで、アマゾンで一番安いTSdrena 超小型 USB接続 56k アナログ回線接続 FAX/DATE(14.4K) モデム PCM-UBAM1-Kにしてみることに。カスタマーレビューに、Lion(10.7)で使えたという書き込みがあるので、まず間違いない。

翌日届いたので早速テスト。アマゾンの書き込みなどにあるように、元々対応機種としてLinuxが入っているので、オープンソースの汎用ドライバーが使えるということだから、freeBSDであるMac OS Xでも対応している可能性大。あと、文章ではサポートOSにMacが書かれていないが、なぜは箱の表にはMac OSのロゴも載っている。ただ、このロゴの印刷は適当なんじゃないかな?と思う。

中を開けると、モデムがビニールの袋に入っている。さらに本体は傷防止のフィルムが貼られている。全体のチープさを考えるとこのビニールなくていい(その分を利益にしたほうがいい)んじゃないか?と余計なお世話を思ったり。

付属品には、ご丁寧に電話線が付いている。まあ、これは最低限必要なものかな?ところで付属のCDは8cm CDだが、これはノートPCにあるスロットローディングでは入れられない。通常のCD-ROMだと直径12cmなので箱に入らない。箱に入れることを優先した辺りなどは、ラフ。ただし、箱の裏に貼り付けてある日本代理店の「説明書」に、ドライバーのおいてあるURLが載っているので、これで足りる。アメリカでは'90年代には既にこういう感じでモデム(当時はRS-232C接続)やethernetカードが売られていた。

繋いでみる。データ通信をするつもりはないので、PPP関連の設定は一切せずなので、本当にデータ通信出来るかどうかは未確認。一方、FAXとしてのセットアップは簡単で、System PreferenceのPrint & Scanで「FAX」の追加をやると、どれを追加するのか?という一覧にUSB modemという名前でこれが出てくるので、それを選ぶだけ。他に何か設定をする部分はなし。

早速、アプリからFAXしてみると、見事に成功(といっても相手のFAXマシンまで見に行ったわけではないが)。おしいことに、ダイアル中の音(スピーカー)は聞こえない。ここは、私の勘だと、Mac側のドライバーの問題ではないか?音がしないので、エラーした時、理由がわからない(お話中なのか、FAXではないのか…など)という結構致命的な問題点があるが、それを大きく割り引くと、MacのFAXプリンター設定にメニューバーにアイコンを出すというのがあるのでそれをcheckしておきます

こうすると、アイコンの横に「ダイヤル中…」などステータスが文字でテロップ式にでますのでこれで参考にするのが対策かなあ、と。

また、受信も出来ました。といってもこれまた、手元にFAXがないので、携帯電話から電話を掛けてみて、オフフックし「ポー、ポー」というFAX受信のトーンが出るのを確認して、OKとしました。

1 件のコメント:

  1. 10.11 El Capitanでも使えています。
    10.9 Mavericksからネットワークプリンターとして共有設定してもFAXできるようになりましたのでネットワークFAXサーバーとしても使えます。
    OSをバージョンアップするとプリンターの設定が壊れることがあります。OSのバージョンアップ後FAXできなくなった場合、一度このFAXモデムの設定を削除し、また作りなおせば使えるようになりますので試してみてください。

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